(スマートキー)を紛失した時の対処方法
車の電子キーを紛失してしまった際には、ディーラーや専門業者にカギの解錠を依頼するといった対処法が挙げられます。
ディーラーに依頼をする場合
車を販売したディーラーには販売記録が残っているため、キーナンバーなどの情報が分からなくてもほぼ確実に電子キーを作製することが可能です。
ただし、ディーラーに電子キーの紛失の対応を依頼する場合、ディーラー自体がカギの解錠や電子キーの作製を行う訳ではないので、一度工場などに運ばなければならず、最低でも3日程度かかります。
また、車の運搬費用などがかかるため、費用が高額になってしまうことがあります。
カギの専門業者に依頼する場合
カギの専門業者では一部未対応のものもありますが、ほとんどの車のカギに対応しているといえます。
電子キーの紛失の対応を依頼する場合、メーカー、車種、年式、グレード、電子キーのタイプなどについての情報、車の保管されている場所などの情報を伝えておくと、作業がスムーズに進むといえます。
紛失した際に、慌てないためにもこのような情報をまとめておくと良いでしょう。
また、依頼者本にであることが確認できる免許証と、車検証(免許証と車の所有者が一致しているか確認するために必要)を用意しておきましょう。
業者の方も詳細な情報があれば、必要な機材などの準備をスムーズに行うことが可能です。
警察に遺失届を出す
可能性のある所を全て探しても見つからない場合は、警察に遺失届を出すことがおすすめです。最寄りの警察署、交番、駐在所で手続きができるほか、電話による届け出も可能となっています。
なお、落とした場所がデパートなどの特定の営業施設である可能性が高い場合は、その総合案内所などにも届け出を出しておくと良いでしょう。
車の電子キー(スマートキー)を拾ったとしても、どの車のキーか分からなければ、盗んでも利用価値はほとんどありません。善意のある人が拾っていれば、警察に届け出てくれる可能でもあります。もし届けられれば、落とした持ち主に警察から連絡がいきます
ロードサービスを呼ぶ
車内に財布などを置き忘れた場合など、とにかく車内にアクセスする必要がある場合、JAFや自動車保険のロードサービスを利用することができます。
例えばJAFのロードサービスに入会していれば、キー閉じ込みの対応が無料で提供してもらうことができます。自動車保険も同様のロードサービスを提供しているところが多く、仮にキー閉じ込み対応などをしてもらっても保険料には影響しないので安心です。
しかしながら、JAFや自動車保険のロードサービスは、基本的にキー閉じ込み(インロック)への対応として、ドアロックを解除してくれるものです。仮にドアを開けられたとしても、スペアキー等がない限りはエンジンを始動することはできません。
よって、スペアキーを持っておらず、カギの作成をすぐにお願いする必要がある場合、最初から専門のカギ業者を呼んだ方がスムーズな場合もあります。
スペアキー
最も簡単に対処する方法は、自宅などで保管しているスペアキーを取りに行くことです。仮に自分で行けない場合でも、家族などに連絡を取り、スペアキーを持ってきてもらえば、とりあえず車を移動させることはできます。スペアキーといっても、これまで使っていたキーと見た目も機能も同一なので、通常使用をし続けて不便はないでしょう。
もちろん、落とした電子キー(スマートキー)を誰かに拾われて、あなたの車が特定されれば盗難の被害にあう可能性がゼロとは言い切れません。スペアキーだけで使い続けるかどうかについては、慎重に検討するようにしましょう。